ゲーマー日日新聞「J1N1さん」が選ぶ PS4の名作ベスト5

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yoritoum 投稿者 : J1N1さん

「J1N1さん」が選ぶ PS4の名作ベスト5

皆さん初めまして。ゲーマー日日新聞というブログを書いているJ1N1と申します。今回はPS4の名作をサクッと5本、紹介させていただきます。

Everybody’s Gone to the Rapture

舞台は住民が全て消えてしまったイギリスの片田舎。消えた住人を探したり、美しい田舎町を探索するシンプルなゲームです。

ゲームといっても、パズルもアクションもなく、基本的にただ歩くだけ。それでも、歩いていれば何かの発見があり、発見があれば冒険もある、そんな感じでゆったり気楽に遊べます。

またこの作品にはカットシーン等はなく、物語はとても断片的に語られます。ゲームを進めていくうちに集まる様々なヒントを通して、結局何を伝えたいのか考える。そうした行程を好む方にも是非オススメです。

Horizon Zero Dawn

「機械獣」という獣が跋扈するポストアポカリプスの世界。部族からはみ出し者として扱われていた女性アーロイは、自分の起源を知るために世界へ旅立ちます。

『Horizon』はこうした強烈なバックグラウンドを抱えた主人公と世界を、過酷なゲームプレイの中に落とし込んだ名作です。一度滅びた世界は美しくも残酷で、プレイヤーに容赦なく牙を剥きますが、探索する程にのめり込ませる魅力があります。

そこに、アーロイは弓、スリンガー、トラップあらゆる道具を使っ戦う戦略性と、読み進める度に謎が明らかになっていくストーリー。これらが渾然一体となった名作が『Horizon』なのです。

Bloodborne

タフな難易度で有名な『ダークソウル』を手がけたフロム・ソフトウェアによるアクションRPG『Bloodborne』。ダークファンタジー色の強い世界観で、獣と化した人間を狩る「狩人」として戦います。

まず、この作品は難しいです。強力なボスに蹂躙されるのは無論、そこらの敵に囲まれて死に、トラップに引っかかって死にます。とにかく死んで覚えるゲームです。しかし、ちゃんと考えれば誰でも突破できるように調整されており、攻略した時の達成感は他のゲームでは得難いものになっています。

そしてもう一つの魅力が、ヴィクトリア朝を思わせる美しい廃墟に、装備品の説明やNPCとの会話から断片的に伝わるストーリーです。強敵を何度も死にながら突破する「死闘感」に、それを演出する舞台と物語。人を選ぶ作品ですが、一度ハマれば辞め時が見つからなくなるでしょう。

モンスターハンターワールド

2004年に発売し、携帯機に移行することで人気タイトルとなった『モンスターハンター』シリーズ。その最新作が遂に最新のPS4で遊べる……というだけで、もうハンター経験者は飛びついたと思います。

しかし、『ワールド』はそんなファンの大きな期待さえ上回る作品でした。マップ間でのロードがなくなり、武器のアクションも改善され、モンスターの造形は躍動するかのよう。もちろん、オンラインを介して友だちと遊ぶことも出来ます。

また、まだこのシリーズに触れた事のない方にも、入門として触れて欲しい作品です。長年のシリーズで培われたノウハウから再現された、極めて完成度の高いアクション。「動かしているだけで楽しい」アクションゲームの代表格が、この作品なのです。

The Last of Us: Remastered

『The Last of Us』は元々、2013年にPS3に発売された作品です。当時、数々の絶賛と賞を受けたことで、PS4にリマスター版として再び開発されました。

舞台はアメリカ、人間が理性を失う謎の感染症が流行したことで世界は半壊しています。そんな中、ある目的地を目指して、偶然出会った中年の男ジョエルと、感染症に対して免疫を持つエリーが旅に出る、それが本作の大筋です。

戦闘は基本的にステルスゲームとTPSのいいとこ取り。少ないアイテムをやりくりしながら、人間相手に欺いたり、感染者から逃げるのはスリルがあり、自分が本当に「生きている」ようなハラハラした感覚が楽しめます。

ですが、そこに加わるのは極上の脚本と映像。黄昏の世界においても、今日を生きようと戦う様々な人間模様や、過酷な運命に抗おうとするジョエルとエリーの姿は、シビアな戦闘と相まって遊んでいる人間の心情にガッツリと染み込んできます。

「PS4のゲームを紹介する」という記事でPS3のリマスター版である本作を挙げることに抵抗はありましたが、紛れもなく現代ゲームにおける、一つの到達点が本作です。ゲームが表現する世界に触れ、ゲームが用意した運命を切り抜け、ゲームが伝える感情に突き動かされる。細部まで徹底して描写した『The Last of Us』だからこそ、既にPS3で遊んだという人にも、もう一度体験して欲しい傑作です。

まとめ

ゲームファンの方はお気づきかもしれませんが、基本的に今回紹介したゲームは全て、PS4限定で発売された作品です。(現在はPC等で配信されたタイトルもあります。)これぞ現代だから遊べるゲームだな、と思えるタイトルを集めました。

無論、時代やハードを問わず名作は名作です。一方で現代でしか味わえないゲームもあり、それはただ技術的なハードルのみでなく、表現の幅や、ゲームデザインへの理解、挑戦的な作風に対する期待なども含まれます。

いずれにせよ、ここで挙げた作品は自信を持ってオススメできる作品です。人を選ぶ作品もありますが、「お、これ面白そうだな」と思ってくれたなら、是非一度試してみてください。