ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンスのレビュー
発売日 :2014年6月5日
機体 :3DS

総合評価:8/10
3と4をまとめて楽しめる『ペルソナQ』
ペルソナ3と4がデフォルメキャラとなり帰ってきた! 2つの作品の主人公たちが、同じ場所に集い、共通の謎に立ち向かっていく。両陣営のコラボである掛け合いややりとりはファンなら必見。絶対に欠かせない作品だ。これはやるしかない!
舞台は学園祭。それぞれの高校で起こった怪奇現象を解いていくと言う流れになっており、プレイヤーは最初に3と4のどちらの陣営でやるのかを選べる。最終的には一緒になるが、それでもかなり悩む人も多いはずだ。実にファンに嬉しいサプライズ。内容的には旧式のペルソナと同じで完全にダンジョンRPGになっている。マッピング機能はオートなので初心者にも優しい。
しかし、敵が理不尽に強く、油断していると一瞬にして壊滅してしまうため、8点にした。ファンディスク的な立ち位置なのだから、もう少し難易度が低くても良かった気がする。
ホラー的要素が多い
ダンジョンという性質的に薄暗い場所が多い。幽霊屋敷などは本当に進むのが恐くなるレベルの薄気味の悪さだ。夜寝られなくなる可能性があるのは念頭に置いておこう。キャラ達がギャグで流してくれてはいるが恐い人には恐いのだ。
やり応えがかなりある
おそらくクリア時間は100時間くらいは必要になるであろう。ボリュームがあり、キャラやペルソナを育てるやりこみ要素が多い。そのため、戦闘も本格的なバランスになっており、3と4のキャラが掛け合いでキャハウフフしているのを眺めようという甘い気持ちで買うと痛い目を見るはずだ。むしろシリーズ最高の難易度になっているかもしれない。くれぐれも気を引き締めておこう。
合体システムも健在
ペルソナと言えば、モンスター同士の合体。2体合体だけじゃなく3体合体もきちんと継承されており、ペルソナの名にふさわしい完全なものになっている。扱える悪魔もたくさんいるため、ファンをきちんと満足させる仕上がりだ。
序盤のおすすめ部分
ネットを使うとかなり快適
インターネットで探すと他のプレイヤーが育てた悪魔たちのQRコードが公開されている。それを入手すれば難易度は格段と下がるだろう。もしも、敵が強くてどうしようもないのであれば、ネットでQRコードを探して利用したい。
即死系の魔法を重視
ザコ相手でも弱点を突いたりしなければならないため、脳筋プレイができない。そこで使いたいのが、即死系のハマやムド(できれば全体)の魔法。ペルソナは合体する度にスキルを引き継ぐので、ハマやムドを継承させておけば、ザコ戦は快適に進められるはずだ。
ボス戦では弱点を狙う
ペルソナシステムの醍醐味と言えるのが弱点で気絶させてからの連撃。それはこのペルソナQでもうまく取り入れられており、弱点を突くのが非常に重要となっている。敵に勝てなくなったら弱点を意識して攻撃しよう。
まとめ
原作での学園祭を前後にスポットを当てて描かれており、思わずニヤリとするようなシーンも多い。ファンなら確実に買いだろう。ゲームの完成度の高いので、絶対に満足するはずだ。原作では描かれなかったコトを含めて、両シリーズのメンバー達との交流を満喫しよう!
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