幻影異聞録 ♯FE フォルティッシモエディションのレビュー
発売日 :2015年12月26日
機体 :WiiU

総合評価:8/10
予想していた物と全く違う物が出てきた合体事故!?
ゲーム自体は良作だが、シンボルエンカウントRPGなので敵を殴って戦闘を回避することができるものの、武具やスキルの元となる素材を集めに(幻想ウラハラが充実するまで)雑魚敵と何度も戦闘をする必要があり、後半になるほど雑魚敵も追撃前提の高いHPになるので「雑魚戦が面倒くさい!」で-1点。
ユーザーが待ち望んでいた(中~高)難易度ではなかったので-0.5点、ロード時間が少し気になるので-0.5点で8点とした。
改善してほしかった点
ATLUSのゲームも、ファイアーエムブレムも難易度が高いことを求められているので「双方がコラボしてこんな簡単なゲームになったのは合体事故以外の何物でもないな」と感じた。なにせペルソナ5よりも簡単なのだから。
あと後半雑魚戦1回当たりの時間が長くなりがちなので追撃演出のスキップとまではいかなくても、演出が早送りになる高速戦闘が欲しかった。
ゲームのタイプ
カジュアルゲーマー向けの低難易度だが、作業ゲー好きであればやりこみでキャラクターを育成することも可能。ファン補正を除けば普通に面白いので「(素材集め作業など)面倒くさいのも含めてRPGが好き!」という人なら買って損はない作品であろう。
好きなキャラクター
筆者のお気に入りは弓弦エレオノーラ。
ツンデレ属性持ちで、後半HPの高い雑魚敵も確率で瞬殺できるスキルが使えるので実用面でも充分魅力的。
戦闘には参加しないが、フォルトゥナの女社長、志摩崎舞子のステータス画面も必見。
序盤のおすすめ部分
ゲームの基本として「サブイベントをクリアすると有利なスキルを覚えられる」「戦闘は敵ごとの弱点を突くのが大事!」と覚えておきたい。
おすすめの楽しみ方
戦略よりも戦闘中の追撃アクション、必殺技の演出などを見て楽しむのが本作の醍醐味ではあるが、どうやったらより短時間で雑魚戦が終わるか、オーバーキルでボーナスが増えるかなどを追求してみても良いだろう。
同じ異聞録でも『女神異聞録ペルソナ』の様な狂気の難易度ではないのでご安心を。
おすすめ装備
本作の装備は進行に応じて強化できるので気にする必要はない。
女性キャラクターに『スプリングフラワー』などのコスチュームを着せ追撃アクションでパンチラを拝み、男性キャラクターを水着姿にしてハスハスするのもこのゲームの楽しみ方と言えよう。
まとめ
求められている層に売れなかったせいで捨て値で中古屋に並んでいることの多い本作であるが、RPGとしては普通に面白いのでWiiUを持っていてRPG好きなら迷わず買っても問題ないだろう。
合体事故には違いないが、値段以上に楽しめるRPGであることは保証したい。
※本記事の画像の引用元はhttps://www.nintendo.co.jp/wiiu/asej/index.htmlです。