モンスターハンターポータブル 2nd Gのレビュー
発売日 :2008年3月27日
機体 :PSP

総合評価:9/10
モンスターの狩猟するだけのゲームじゃない
モンスターハンター2の追加バージョン、『モンスターハンターポータブル 2nd G』をご紹介。さらに強くなったモンスター、G級を相手に勝利を掴むことが出来るのか。楽しみすぎて震えが止まらない!?(恐怖ではないぞ)
動きがやけにリアルなモンスターたちの隙を狙い、狩猟するだけのゲームじゃない。倒した後に肌やツメ等をはぎ取り、武器や防具に変えられる。好きなモンスターとおそろいの格好も可能だ。
さあ、一狩り行こうぜ! 慣れるまではモーションにぎこちなさや違和感を覚えるだろうが、巧みに動きを覚えられたら、何もかもが快感に変わっていく見事なゲーム性を誇っている。90点とほぼ満足の点数をつけられるだろう。
モンスターの動きが洗練されている
いまだにモンハンシリーズで最高の出来だと名高いのもわかる。モンスターが理不尽な動きをしてこないのだ。 3以降になると時間稼ぎのためだけに場所を移動したり、隙なく暴れはじめるなどの行為が増えてくるが、2は違う。大きな攻撃の後には必ず隙があり、ガチでモンスターと戦っている感覚が味わえる。戦っていて非常に愉しい。
ネコ好きにもオススメ
アイルーというネコのような種族を仲間にして連れ歩ける。もちろん、戦闘の刻にサポートだって行ってくれる。非常に可愛い。役に立つかどうかは微妙なところだが、可愛さ全振りなので問題はないだろう。見て和めればそれでいいのだ。 食事が奥に行かないと出来ないのが辛い ネコスキル発動のために使用頻度が高い食事。これが奥の方にあるとそれだけで移動が面倒になりがち。おまけにネコスキルも安定しない……。リトライしやすいように、すぐに食事が出来る場所に設定しておいて欲しかった。
序盤のおすすめ部分
不用意な攻撃連打は禁物
モンスターの行動はよく見ると決まった動きをしていることが多い。大きな攻撃の後には、大きな隙があるなど、こちらが攻撃するタイミングがハッキリしているのだ。慣れない頃はついつい攻撃ボタンを連打してしまいがちだが、それでは勝てなくなる。相手の隙を狙ってダメージを与え、立ち直る前に距離をとるなど、相手の行動をしっかりと見ることが大事。モンスターとの駆け引きこそが、このゲームの一番の醍醐味と言えるのだろう。
オススメの楽しみ方
『部位破壊』 同じ場所を何度も叩いていると、モンスターの体が変化していく。立派なツノをへし折ったり、長い尻尾を切り落としたりできるのだ。おまけに部位破壊をしないととれない素材を用いた装備などもある。部位破壊は非常に愉しい。しかし、注意して欲しい。尻尾を切り落とすには『切断系』の武器を使うコト。知らずに何度やり直したことか……
まとめ
最初は自分も弱く、モンスターもしょぼく、楽しさを感じづらいところはあるだろう。でも、その先には強大なモンスターとも手に汗握るバトルが待っている。G級まで辿り着いた頃には、モンハンの魅力にどっぷり嵌まっているに違いない。
※本記事の画像の引用元はhttp://www.capcom.co.jp/monsterhunter/P2ndG/です。