初心者もガチ勢も楽しめるシリーズ最新作マリカー8DXのレビュー

マリオカート8デラックスのレビュー

基本情報
メーカー名:任天堂
発売日  :2017年4月28日
機体   :Nintendo Switch
投稿者さんと評価
yoritoum 投稿者 :soukennbitya さん 女性・20代
 総合評価:9/10

初心者からガチ勢まで楽しめる良作

往年の人気シリーズの最新作。前作にあたるWii U版「マリオカート8」での短所が軒並み改善された完全版という事だったので楽しみにしていた。ただの移植作だと侮る事なかれ、もはや別ゲーと呼んでもいいくらいにパワーアップしている。

歴代シリーズと同様、今作にもストーリー的なものは一切存在しない。ゲームを点けたら、あとはひたすら走るだけ。プレイヤーを選ばない単純明快なゲーム性も人気の1つなのだろう。

アイテム2個持ちによる壮絶な殴り合い、ガチ勢ご用達のサンドリ廃止令、200ccという狂った鬼畜モードの追加など、細かいところで前作との違いも出ているので、Wii U版を遊び尽くしたと自負する人でも新たな楽しみを見出せるはずだ。

初心者に優しいアシスト機能も多数搭載されており、素人から玄人まで全ての人が楽しく遊べる神ゲーである事は、爆発的な売り上げと低評価の少なさが物語っている。

前作からの変更点として1番大きいのは、個人的にはアイテムの2個持ちだと思う。Wii U版では前半のうちに1位を独走されると、あとから追い付くのがなかなかに難しかった。一発逆転の要素が薄く、逃げ切りが簡単だったのだ。これが、アイテムを1人2個まで持てるようになった事により大きく変わった。最後の最後まで何が起こるか分からない乱打戦になったのである。ゴール直前で1位から最下位まで一気に転落する事も珍しくないため、緊張感がたまらない。

対応ハードがWii UからSwitchに変わった事で、コントローラー事情も変更を余儀なくされた。正直なところ、Joy-Conはマリカーとは相性が悪い気がする。ボタンが小さすぎて操作がしづらく、長時間のやり込みプレイには向いていない。ジャイロやハンドルを使うのも面白いけれど、結局PROコンが1番なんじゃないかな、うん。

序盤のおすすめ部分

キャラクターやマシンパーツの組み合わせによってパラメーターが変動する仕様なわけだが、ゲームに慣れていない人が最も重要視するべきなのは曲がりやすさの数値だと思う。コーナーを曲がり切れず流星のようにステージから落下してゆく姿はなんだか物悲しい。落ちたりぶつかったりせずに完走する事を目標とし、軽量型のキャラやパーツから初めてみる事をおすすめする。

また、ハンドリングが苦手な人はハンドルアシスト機能の存在も知っておくべきだろう。この機能をオンにしておくと、システム上でサポートが入り、絶対にコースアウトしなくなるのだ。注意してほしいのは、この機能を使用していると全てのコース内にあるショートカットが使えない。慣れてきたら外して頑張ってみよう。

まとめ

子供でも大人でも、男性でも女性でも、初心者でもガチ勢でも、全ての人にそれぞれ見合った楽しみ方を提供してくれる今作。少しでも興味があるなら、買ってみて損はないはずだ。みんなでまだまだ売り上げを伸ばして、次回作へのプレッシャーをかけてやろうぜ!(笑)

※本記事の画像の引用元はhttps://www.nintendo.co.jp/switch/aabpa/course/index.htmlです。