15年ぶりの箱庭マリオ!スーパーマリオ オデッセイの評価は

スーパーマリオ オデッセイのレビュー

基本情報
メーカー名:任天堂
発売日  :2017年10月27日
機体   :Nintendo Switch
投稿者さんと評価
yoritoum 投稿者 :soukennbitya さん 女性・20代
 総合評価:8/10

15年ぶりの箱庭マリオ!

Switch本体と一緒に購入する事を決めていたソフトの1つ。任天堂が新ハードと共に自信を持って世に送り出す作品という事で楽しみにしていた。恐竜がいたりリアルな頭身の人間がいたりする、世界観が全く把握できない販促動画も面白い。

往年の横スクロールアクションではなく、決められたフィールドを縦横無尽に駆け回る事のできる、所謂「箱庭アクション」と呼ばれる形式。マリオシリーズで箱庭アクションが採用されたのは、ゲームキューブ版の「スーパーマリオ サンシャイン」以来で、実に15年ぶりである。

タイトルの「ODYSSEY」は長い旅や冒険の意

物語としては、いつも通りピーチ姫を攫って一方的に結婚式まで挙げようとしているクッパの野望を阻止するべく、帽子の形の相棒・キャッピーと共にマリオが世界中を冒険する、というものだ。ちなみにタイトルの「ODYSSEY」は長い旅や冒険の意。開始数秒でクッパに敗れて飛行船から落とされる凄まじい状況からゲームが始まる。最初からクライマックスというか、もはやピーチが攫われる下りに説明など必要ないと判断したのかもしれない。ドンマイ。

「キャプチャー」というシステムが今作の要

特定の標的にキャッピーを投げると、その標的に乗り移って固有の能力を使用できるようになる「キャプチャー」というシステムが今作の要。クリボー、ワンワン、キラーなどお馴染みの敵に加えて、なんと戦車や恐竜、果ては人間(に限りなく近い見た目のキャラ)まで変幻自在に乗り移る事ができる。シリーズファンもそうでない人も、いろんな意味で「えぇ・・・」となる事受け合いだ。だからこそ、どんな層の人でも平等に驚き、楽しめる作品であるとも言えるだろう。

個人的に気になったのは、ゲームオーバーの概念がない点

今作には残機の設定がなく、体力がゼロになったりフィールド外へ転落したりすると、所持していたコインを消費して復活するシステムになっている。初心者には優しい仕様なのかもしれないけれど、「あと〇機でクリアしなきゃ・・・!」という緊張感がなくなってしまったのは、少し寂しい気がした。

序盤のおすすめ部分

最初のワールドである帽子の国では、基本操作のチュートリアルを説明してくれる。画面にアクションと対応するボタンが表示されるので、順番に試しつつ操作感に慣れていこう。マリオ自身にできる事とキャッピーを使ってできる事を、ここできちんと把握しておきたい。2人プレイではマリオとキャッピーを別々に操作できるので、上手い人にキャッピーを頼んで補助してもらうのもアリだ。

それから、探索ゲーが苦手で、次に何をしたら良いか分からない!という状態になりがちな人は、おたすけモードを活用してみよう。スタート画面からいつでも切り替え可能なこちらはなんと、進むべき道を矢印で直接指示してくれるという優れもの。上級者から見れば「ヌルゲーwwゆとりかよww」となるだろうけれど、グダって途中放棄する事を予防してくれる非常に優秀なシステムである。

まとめ

Switchという新ハードに適応したシステムを多数搭載しつつ、初めてマリオシリーズに触れる人にも取っ付き易い仕様となっている今作。ダウンロードコンテンツも順次配信されているので、深く長く遊べる作品と言えるだろう。

※本記事の画像の引用元はhttps://www.nintendo.co.jp/switch/aaaca/です。