リトルバスターズのレビュー
発売日 :2010年11月25日
機体 :PSP

総合評価:10/10
美しき友情の物語
リトルバスターズはギャルゲースタイルのノベルゲームで、6人のヒロインをまず攻略することで物語が進んでゆく。各ヒロインはみな何か困難を抱えており、その困難を解決してあげることで仲良くなり、ヒロインも主人公も成長してゆく。
各ヒロインのストーリーも素晴らしいのだが、本番はこの後に控えるストーリーである。ネタバレを控えるため詳細は省くが、感動的で心につきささる内容であった。
このゲームのもう一つの特徴は、ミニゲームであるゲーム内で、主人公とその友達で野球チームを結成するのだが、その野球がミニゲームとしてゲーム内に登場する。ほかにも、缶蹴りやバトルなどの遊びをすることができる。これがとても楽しく、物語への没入感を高めている。隅々までこの世界を味わってほしい。
ストーリーの良し悪し
リトルバスターズは友情の物語である。大まかなあらすじを書く。
舞台はとある学校。主人公の理樹と、恭介、鈴、真人、謙吾は幼い頃から「リトルバスターズ」と名乗る仲良し5人組だった。そこに、恭介が「野球をしよう」と突飛な提案をするところから物語は始まる。野球をするために主人公はチームメイトを集め、10人からなる新生リトルバスターズを結成する。
リトルバスターズは、お互いを想い、お互いを大事に思っている、友情で満ちたチームだった。「今がずっと続けばいいのに」誰もがそう願っていたが、終わりが訪れてしまう。
本当に素敵な友情の物語で、感情に満ちた最高のストーリーだった。
こんな人におすすめ
友情に満ちた最高の学校生活を味わいたい方。感動がほしい人。物語を読むのが好きな方。
音楽の良し悪し
オープニングやエンディングに、BGMも名曲揃いだ。特にラストのエンディング近くの挿入歌は感動ものだった。ゲーム内BGMがアニメ化で歌詞がついたりする展開もしているので、是非アニメの方のCDも買ってほしい。
序盤のおすすめ部分
ゲームの構造上、序盤はヒロインを一人ずつ全員攻略していくことになる。一人攻略してそのルートのエンドを迎え、次のヒロインを攻略し、まずはメインの6人を攻略する。
攻略の順番はほとんど影響しないので、好きなヒロインから攻略していって良い。ただ、選択肢によっていろいろなイベントが発生するので、いろいろな選択肢を選んで読んでおくと楽しいだろう。
そうすると、メインヒロイン(名前は伏せさせていただく)のルートに変化が生じ、そこからエンディングに向かっていく。エンディングを迎えると、新たに3人のヒロインを攻略できるようになる。こっちも是非楽しんでほしい。
まとめ
リトルバスターズは最高の仲間たちと送る最高の学校生活を暮らすゲームだ。美しい友情の物語、そして素晴らしい感動を味わいたければ是非是非おすすめしたい。
※本記事の画像の引用元はhttp://www.prot.co.jp/psp/lbc/です。