私的に「ラストオブアス」はマイナス要素がほとんどない名作

ラストオブアスのレビュー

基本情報
メーカー名:ノーティードッグ
発売日  :2014年8月21日
機体   :PS4
投稿者さんと評価
yoritoum 投稿者 :warawara さん 男性・20代
 総合評価:10/10

ラストオブアスはただのゾンビもののゲームではない

このゲームは私がPS4を購入してから初めて手に取ったソフトで、今でも結構な思い入れがあります。もともとPS3で発売されたタイトルで、PS4では、リマスター版だったのですが、ゲームをやり終わった後の、読後感みたいなものがなんとも言えませんでした。最初はただのゾンビもののゲームだと思っていただけに、これには一杯食わされました。

このゲームをわかりやすく分類すれば「ゾンビ」が出てくるパンデミック系のゲームということができます。大まかなストーリーとしては、唯一ウイルスの抗体を持っている少女エリーを目的地まで届ける中で、生き残っていくという感じになっています。私的にはこのゲームは、とにかくマイナス要素がほとんどない素晴らしいゲームだと思いました。グラフィックが綺麗で、荒廃した世界観もありながら、複雑なストーリーと人間模様を見ることができます。特に、ラストシーンは考えさせられました。

面白かった点

とにかく様々な人間模様が浮き彫りになっていくという点が面白いです。こういったパンデミック物の場合、わかりやすい勧善懲悪的な内容が多いですが、このゲームの場合、主人公やその他の生き残っている人々、それぞれが生き残るために戦っており、時には人間同士で殺し合いをしていくなど、生き残るという目的の中で、繰り広げられる残酷さと、旅を続ける主人公と少女の心情がプレイしながら伝わってきます。

好きなキャラクター

主人公のジョエルが私は好きでした。基本的には悪人という立場ながらも、エリーを守るために時より見せる愛情や人間臭さが魅力です。序盤では、ジョエルはエリーを守ることは仕事であると割り切った感じでいましたが、だんだん旅を続ける中で湧いてくる友情とも愛情ともいえない感情を表していきます。ラストの方では、人によって結構歪んでるなと思わせられてしまうのですが、そんなところも彼の魅力です。

画像の良し悪し

PS4ではリマスター版ということもあり、グラフィックに関してはとにかく美しい出来となっていました。そして、生き残るために時に残酷な命のやり取りを繰り広げるなかで、周囲の荒廃した世界と、自然の美しさがとても魅力的です。

序盤のおすすめ部分

おすすめの作戦

序盤はとにかく簡単に死んでしまうので、敵に見つからないことを最優先に考えた方がいいでしょう。特に、一回攻撃を受けただけで死んでしまう敵もいるので、注意が必要です。ビンなどを投げて、敵の注意を逸らしながら、背後に回って倒すのが効果的です。

おすすめの楽しみ方

このゲームはただストーリー進めていくのではなく、途中途中の景色や、収集アイテムなどを集めていきながらプレイしていくのが面白いです。ゲームの世界観や、ジョエルとエリーの関係性などが、より深く理解することができるので、おすすめです。

まとめ

このゲームは、クリアした後に心に複雑な感情が残るタイプのゲームです。従来のパンデミックものとは一味違う魅力のある名作タイトルであると私は思います。

※本記事の画像の引用元はhttp://www.jp.playstation.com/scej/title/thelastofus/です。