ファイナルファンタジーVIIIのレビュー
発売日 :1999年2月11日
機体 :PlayStation

総合評価:9/10
ファイナルファンタジーという名の恋愛映画FF8
優れた作品は何年経っても色あせることなく、いまだにふとしたきっかけで始めたくなる。それがファイナルファンタジー8。主人公のスコールとリノアの恋愛模様を描いた作品だが、そのスケールは大きく、過去未来だけではなく、宇宙規模の話に発展する。
当時流行っていた恋愛ゲームの設定をベースにファイナルファンタジーを作ったらこうなりました的な作品。なので、ヒロインに振り回されたり、理不尽な要求を突きつけられたりと、発売当時は奇抜な設定だった。しかし、今ではラノベやアニメなどの普及により奇抜さを感じることはほとんどなく、現代のユーザーは自然に入り込めるのだろう。実に時代の流れを感じる。
発売当初は様々な批判の声が上がったが、それでも二人の恋愛模様は素晴らしく涙を誘うものがあるので素直に9点をつけた。
リノアが好きなら名作!
主人公スコールとヒロインリノアの恋愛が中心になっているため、2人に感情移入できるかどうかで面白さは天と地ほど変わる。特にヒロインであるリノア。彼女を好きになれるなら、間違いなく思い出深い名作になるだろう。
映像や音楽は当時最高クラス!
恋愛映画と言ってしまうほど、発売当初はその美しさで話題になった。今では多少見劣りはするがそれでも感動を引き出せる十分な映像と音楽レベル。実写映画のような今のファイナルファンタジーのベースとなった作品なので、ぜひ一度プレイして欲しい。
やりこみ要素は健在!
恋愛がメインになっているとは言え、ファイナルファンタジー。やりこみ要素は多く中でもアルティマウェポンの強さは超絶級。かなりキャラを育てても倒すのは難しい。特に最大レベルになったときは罰ゲームを連想させるほどだ。ストーリーも良く、やりこみ要素も満載のゲームと言えるだろう。
序盤のおすすめ部分
レベル上げは不要
『ドロー』で敵から魔法を奪い、それを装備して能力を上がるという一風変わったシステムであるため、レベルを上げる必要はない。それどころかこちらレベルに合わせて敵も強くなるため、迂闊にレベルを上げてしまうと逆に苦労してしまう。ドローしまくって逃げ続けた方が攻略は楽になる。ただし、ボスのレベルは固定なので、初期レベルのままだといつかハマってしまうので要注意だ。
時間制限イベントが多い
最初の洞窟から時間制限があるように、8では結構時間にうるさい。おまけに失敗したらゲームオーバーでやり直しとなったり、アイテムがもらえなかったりとペナルティも多分に含まれている。悔しい思いをしたくなければ、先に攻略ページなどを見て予習しておこう。
まとめ
ドローシステムが難易度をかなり下げている。きちんとドローしておくことさえ忘れなければ、戦闘ではそれほど苦労することもないはずだ。ストーリーに専念して欲しいというスタッフからの優しさだと信じたい。根強いファンのいる名作なので、プレイをしたことがなければ、ぜひプレイをオススメする。
※本記事の画像の引用元はhttps://jp.finalfantasy.com/titles/finalfantasy8です。