Deemoのレビュー
発売日 :2013年11月13日
ジャンル :音ゲー

総合評価:10/10
儚く物憂げな世界でピアノを弾こう
Deemoをプレイすると、まず美しい旋律の音楽が耳に入ってくる。さらに、淡い色使いのイラストが目に入ってくるだろう。Deemoは儚く物憂げな世界観が素敵な音ゲーだ。
ストーリーの良し悪し
このゲームのストーリーは、文章を読んで進めていくものではない。
ゲームの進行に応じて、背景が変化したり、イラストやムービーが解放されたりする。それも基本的にセリフのないサイレントなものだ。特に主人公は喋ることができないらしく、主人公と少女の無言の会話も面白い。
また、解放される楽曲もストーリーの一端を担っている。歌詞もさることながら幻想的なピアノの旋律も心惹かれる。この儚い雰囲気が、この世界にハマればハマるほど愛おしく感じてくる。
操作感の良し悪し
Deemoは「音ゲー」と呼ばれる、音楽のリズムに合わせて画面をタップするゲームの1つだが、他の音ゲーとはプレイ中の感覚が大きく異なる。
まるで本当にDeemoになってピアノを弾いているかのような感覚なのである。
画面奥から流れてくるノートをタップすると、ピアノの音が鳴る。スライドノートをスライドすると、ピアノの鍵盤に指を滑らせているように感じる。音と譜面の噛み合いが本当に心地よいゲームだ。
こんな人におすすめ
音楽が本当に好きな人、ピアノが好きな人、幻想的な世界が好きな人にオススメ。
ピアノを弾いているかのように楽曲を楽しめるので、音楽を聞いて楽しむ他の音ゲーとは一味違う体験ができますよ。
序盤のおすすめ部分
Deemoを始めると、簡単なストーリーを説明するムービーが流れる。
Deemoと呼ばれる黒くて背の高いキャラクターの住む城に、ある日天窓から女の子が落ちてくる。天窓から元の世界に帰りたいと泣く女の子。Deemoと少女は音楽で成長する木を見つけた。木が天窓に届く日まで、Deemoはピアノを奏で、少女は歌を歌い、木を育てるのだった。
プレイヤーは木を成長させるためにピアノを弾き続けることになる。このゲームを遊べば遊ぶほど、木が成長し、少女は喜ぶ。そのため、基本的に色々な曲を試し、難易度の高い曲に挑戦したりフルコンボを目指したりすることで、木は成長しストーリーは進んでいく。
手始めに2曲クリアすると木の最初の成長が起こる。それ以降はみなさんの目で確かめてもらいたい。
まとめ
Deemoは幻想的な世界観が魅力の音ゲーである。一般的な音楽のリズムに乗って楽しむ音ゲーとは違い、ピアノを弾いて音楽の一部になるかのような音ゲーだ。ぜひ一度味わってみてほしい。
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