AIRのレビュー
発売日 :2013年5月2日
ジャンル :音ゲー

総合評価:10/10
元祖泣きゲー
CLANNAD、リトルバスターズ!、Angel Beats!というタイトルを1つでも聞いたことがないだろうか。これらは、keyというブランドのゲームやアニメだ。
keyは感動的な作品を数多く作っており、「泣きゲー」と呼ばれる感動のあまり泣いてしまうゲームの元祖でもある。そのkeyが最初期に作ったゲームがAIRである。
もともとはPC向けに発売されたゲームがスマートフォン向けにそのまま移植されているので、内容面での変更はない。音声も、フルボイス版のものが収録されているので、スマートフォン版を買えば他の機種のAIRを買う必要はない。
ストーリーの良し悪し
このゲームは、選択肢を選んで女の子を攻略する、ギャルゲーと呼ばれる類のノベルゲーだ。ただ、このゲームは女の子を恋人にするために攻略するゲームではなく、女の子に寄り添って支えてあげるゲームである。
キャラクターに近づけば近づくほど、キャラクターの性格や思いそして苦しみが見えてきて、それに手を差し伸べ助けてゆく。
時には助けの手が解決に結びつかないこともある。2人して深い闇に飲み込まれてしまい、もがいてももがいても救われないこともある。そんな中でも助けるのをやめない、愛の物語だ。
ストーリーの評価は非常に良い。また、ストーリーのボリュームも非常に多い。深いストーリーで心動かされること間違いない。
こんな人におすすめ
深いストーリー、感動的なストーリーが好きな人にオススメだ。
また、以前AIRをプレイした人にも、気軽にストーリーを読み返すためのソフトとしてオススメだ。(私もその目的で購入した。)
思い出
私がこのゲームをクリアしたときは、泣いた。とにかく泣いた。3人のヒロインのシナリオはどれも良いのだが、特に神尾観鈴のシナリオで泣いた。初回クリア時は悲しみの涙だった。
3人のヒロイン攻略後、読むことができるストーリーでその涙は変わった。ネタバレは控えるのでこれ以上は言えないが、AIRのストーリー全てを読み終わった後、私は泣いてはいたが悲しくはなかった。
そして、このゲームをやってよかったと切に思ったのだった。
序盤のおすすめ部分
このゲームには主に3人のヒロインがいる。遠野美凪、霧島佳乃、そして神尾観鈴だ。
どのヒロインから攻略しても基本的に支障はないのだが、3人攻略し終えた後に解放されるシナリオへの繋がりの関係で、神尾観鈴を最後にクリアすることをオススメする。
このゲームは、選択肢によってストーリーが変化する。いつでもセーブすることができるので、選択肢を選ぶ前にこまめにセーブを取っておくと後から別の選択肢を選ぶのが簡単だ。
選択肢によって攻略するヒロインが決まるが、それ以上にさまざまな選択肢によるキャラクターの反応を見るのが楽しい。最初ぐらいは、好きな選択肢を選んで見るのも良いのではないだろうか?
まとめ
AIRは、感動的なストーリーが魅力の「泣きゲー」だ。ギャルゲーなどという枠にはまらない素晴らしい物語なので、ぜひプレイしてみてほしい。
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